9月の刑事弁護
9月は、8月末に受任した迷惑防止条例違反(否認)の結果が出ました
電車内での痴漢の疑いで鉄道警察が現行犯逮捕をした事案ですが、ちゃんと不起訴でした
このパターンはこの2年でもう2件目ですので、いかに逮捕がザルであるかがわかります
逮捕の時点では、捜査側にも十分状況がわかっていないので、ある程度ザルでもやむを得ないのですが、その点は世間的にしっかり周知される必要があります
善良な市民として社会生活を送っている一般の方は、「逮捕=有罪」くらいの認識をお持ちの方が多いと思いますが、それは大きな間違いなのです
「起訴=有罪」という認識であればギリギリまだいいのですが(本当はよくない)、逮捕されただけではどうなるかは全くわかりません
身内が逮捕された方はその時点で絶望する必要はありませんし、赤の他人についても、逮捕の報道に接したときに「けしからん!」と条件反射的に飛びつかないようにする必要がありますね
なお、今月の新規受任は、覚醒剤取締法違反と恐喝未遂
いずれもやりがいポイントのある事案です